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Resting-State fMRIとは
Resting-State fMRIは、日本語では安静時fMRIなどと言ったりしますが、ここではrs-fMRIと略します。
rs-fMRIは、その名の通り、課題や刺激を用いない”安静状態”でfMRIを測定する手法です。
最近は、このrs-fMRI関連の論文が多いみたい、ブームらしい。
BOLD信号が、安静時に活動が上昇する脳領域が発見されたことで、rs-fMRIが注目されるようになりました。
“安静時に活動が上昇する脳領域”のネットワークは、デフォルトモードネットワーク(DMN)と呼ばれています。
特に”内側前頭前野”、”後部帯状回”と”楔前部”、”側頭頭頂結合部”および”海馬”が構成するネットワークは、安静時にもっとも高い活動を示すDMNとして知られています。
rs-fMRIは、主に脳領域の機能的結合性・ネットワークを調べます。
rs-fMRIの利点
rs-fMRI実験において、被験者はMRIの中で安静にしていることだけが求められ、実験時間も5~10分程度と比較的短いので、被験者の負担が少ないと考えられる。
通常のfMRI実験では、TaskとControllという課題を行います。
実験方法
「特定のイメージを浮かべたり特定の考えにふけったりせずに、頭の中を空っぽにしてください。でも、眠らないようにしてください」のような指示を与えることが多い。
閉眼・閉眼固定視あり/なし・など条件下で、異なることもある[8]
終了後に「スタンフォード眠気尺度」などで撮像中の眠気を記録させる。
実験時間
撮像時間は、*5分程度* で十分安定した機能結合の推定値が得られるとするもの
撮像時間は、*10分異常* が望ましい
など見解に違いがあります。
解析手法
引用:安静時fMRIの臨床応用のための基礎と展望