脳画像の座標系
脳画像の座標系の見方・種類などをメモします。
標準座標系は、TalairachとMNIの2つをメモする。
脳画像の見方
脳画像は、たいてい3次元なので、XYZで表すことができる。
XYZ軸は、次のように表されている。
- X軸は、脳の右側をRight、左側をLeft
- Y軸は、脳の正面をAnterior、背面をPosterior
- Z軸は、脳の上部をSuperior、下部をInferior
各軸で構成される平面は次のような名前になっている。
- XY平面の脳画像をAxial
- XZ平面の脳画像をCoronal
- YZ平面の脳画像をSaggital
Talairach
1967年、Jean TalairachとGarbor Sziklaによって作成された座標系
1名の高齢白人女性の脳を元にした脳座標である。
Brodmanの分類をラベルとして導入している。
前交連を原点とする。
x軸を左右(右が正)
y軸を前後(前が正)
z軸を上下(上が正)
x-y-zの3次元空間
神経科学の論文では、Talairachを使うのが慣例になっているらしい…
MNI標準座標系
MNIとは、Montreal Numerological Instituteの略である。
T1・T2・EPI・白人種・アジア人種などの標準画像がある。